ゲイリー・ウィノグランド

ゲイリー・ウィノグランド久しぶりにWSに参加して特別授業(講義)
"Winogrand 1964"という写真集でかなりの枚数の写真を見ながら
2時間はあっという間に過ぎてしまった

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K先生いわく
『なにも考えなく被写体に惹かれて慌ててシャッター押している写真が多い
深く考え構図やアート的な感覚や情緒的なことを考えていたら
こういう写真にはならないだろう・・・』と
とてもいい写真がある反面『写真家ならこういう写真は写さないような~』
という写真も多いといわれる

写真集の中にはカラーもありモノクロと何ら違和感が無いのも面白い
ハイキーな写真やアンダーな写真やピントさえ余りあっていない写真も・・・
しかしそんな押し付けがましくないところが
写真集のページを捲るほどに見てる人を捕らえてしまう不思議さがある

ロバートフランクやウイリアム・クラインなどに影響されて
もうすでに亡くなられているアメリカの写真家
私は残念ながらこの写真家を知らなかった
60年代の写真とはいえ写ってるもののせいか撮り方のせいか
写真にとても古さが無い この雰囲気はどこからくるのか不思議だった

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その頃の写真界の時代背景は良くわかりませんが
これらの写真が『コンポラ・フォト』と言われその後多少ニューアンスを変えながら
日本のコンポラフォトに移行したのだろうか

先日みた写真は多分現在のアメリカの写真界やまして日本の現状の写真界では
残念ながらもう過去のものとして追いやられてしまうのかもしれない

私はとても新鮮さと親しみやすさを持った
被写体にひかれてついシャッターを押してしまう事
またテンションを揚げてシャッターを切るというより
日常的にカメラを持って被写体に惹かれてシャッター押してる事

先生もお話されていましたが
絵画や他のアートと違い写真は気構えたり考えなくてもシャッター押せば
写ってしまうカメラのメカニズムの仕組みの面白さ

また作家ゲイリー・ウィノグランドが写真を主張して見せるではなく
見る人にお任せしてしまう『ゆるさ』
写真家の主張や押し付けがましさが感じられない写真そのものが快いのだろう

改めてゲイリー・ウィノグランドの写真が
『写真には何が一番大事か』を問いかけてるのかもしれない


しかし見るほどに
さりげなさの中にゲイリー・ウィノグランドの写真のすごさを感じてしまう

by time2007 | 2008-11-12 11:12